
こんにちは、ハルコです!
本日は今さらながら、2018年公開の映画『アリー/スター誕生』(主演:レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー)を観た感想をお届けします!
世界中で大ヒットした作品ですが、実際に観てみると「音楽と愛の輝き」と同じくらい「言葉の力」が心に刺さった一本でした。
※ネタバレ注意※
アリーとジャック、運命が交差する瞬間

アリーは、売れないシンガーとして小さなバーで歌っていた女性。そこに現れたのが、すでにキャリアの頂点を経験しつつアルコールに苦しむミュージシャン、ジャックです。
ふたりが出会い、歌を通じて心を通わせていく姿は本当に美しく、ライブシーンでは胸が熱くなるような迫力がありました。
夢を追う姿、愛し合う気持ち、ステージの高揚感――映画の大部分はまさに輝きに満ちています。
映画で感動の渦に巻き込んだ「Shallow」は、第61回グラミー賞(2019年)で2部門を受賞という快挙✨
👑最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞
👑映像作品向けに作曲された最優秀楽曲賞(Best Song Written for Visual Media)

歌声も物語も、世界中の心に届いたんですね…!
たった一言が崩した、心のバランス
ただ!!
物語の終盤でど〜うしても許せないのがアリーのマネージャーの一言😭!!

正直、エンドロール中
「おーいマネージャー!!責任取ってくれよォォ!!!」
と、画面越しにツッコミたくなるほど。この映画の“後味”を決定づけたと言っても過言じゃありません。
言った本人にとっては些細な言葉でも、ジャックの抱えてきた痛みや不安を知らないまま投げかけられたその言葉は、まるで針の上で必死に立っている人を突き飛ばすような一撃。
その瞬間、胸の奥がギュッと締め付けられるように苦しくなりました。

ジャック、気にしちゃいかん!(涙)って画面につぶやいてましたw
それぞれの事情が、残酷にすれ違ったまま

マネージャーのあの一言――「それ言っちゃダメだろ…」と感じる一方で、彼の立場や感情もまったく無視できないのも事実。ジャックが問題を抱えていたことで、アリーのキャリアにも影響を与えていた。そんな中で、つい強い言葉が出てしまったんだろうな…と、冷静に考えればその背景も理解できるんですよね。
ただ、それでも「人はそれぞれに抱えているものが違う」という視点が欠けていたのかもしれません。
その“欠け”が、取り返しのつかない結果につながってしまったからこそ、やるせなさが残り、モヤモヤと心に残っているのだと思います。

言葉の力を考えさせられる一本
『アリー/スター誕生』は、華やかなライブシーンやアリーとジャックの愛の物語に心を震わせる一方で、「言葉が人に与える影響」を深く考えさせられる作品でもありました。
人の心はとても繊細で、何気ない一言が時に人生を変えてしまう。
この映画のラストの苦さは、そんな現実を突きつけるようで、だからこそ忘れられない一本になったのだと思います。

皆さんはこの映画を観て、どんな後味が残りましたか?

それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪
ハルコでした✏︎